オリジナルサービスに造語の固有名詞をつけた場合や、店舗名、会社名が知られていなくて検索されない場合の考え方について、お話します。
つらい集客から楽しい集客へ。情報発信であなたのお店を愛され店に! 愛され店クリエイター ナゴミワークス代表、アラキナゴミです。
あなたらしいブログ発信で、相思相愛のお客様が自然に集まるサイト(ホームページ)作りをご案内しています。
オリジナルサービスに固有名詞をつけてみたら
さて、今回もたとえ話から始めますね!
ある美容師さんが、オリジナルのカット方法をお店の看板メニューにしようと考えました。その美容師さんは凄腕で、一瞬にしてふんわり空気感のある花びらのようなスタイルにカットすることができます。美容師さんはこのカット方法を「フラッシュフラグメントフラワーカット、略してFFFカット!!!」と命名します。
キーワードを盛り込んで文章を書くとSEO対策になる、と聞いた美容師さん、がんばっていろいろ書き始めます。
美容室のサイトやブログで「フラッシュフラグメントフラワーカットの○○です」「フラッシュフラグメントフラワーカットとは」「フラッシュフラグメントフラワーカットのすごいところ」「フラッシュフラグメントフラワーカットができるまで」とFFFカットをガンガン盛り込んで、一生懸命更新しますが、あまりアクセスはありません。あんなにがんばったのになあ、とがっかりして、ブログも更新しなくなり、サイトも放置状態になってしまいました...。
この美容師さんがやってしまった一番の間違いは何でしょうか?
3、2、1、ハイ回答時間終了!!!
→全然検索されない
答えは、「”フラッシュフラグメントフラワーカット”のようなオリジナルの固有名詞が検索されると思い込んでいること」です。
だって、誰もその言葉を知らないんですもん。検索のしようがありません。
でも、美容室の中では、スタッフさんもみんな知っている言葉ですよね。そういう環境にいると、自分たちが使っている言葉が、外から見たらどういうものなのかわからなくなってしまいやすいです。これでは、お客様の立場に立っているとは言えないですよね。
フラッシュフラグメントフラワーカットが必要なお客様は、どんな方なのか。
その人は、どんなキーワードを入力して検索しているのか。
空気感があるカットを求めている人なのだから、髪がぺちゃんこになりやすい人だろう。
それならば、「ぺちゃんこ髪にお悩みのあなたに」というタイトルにして、「髪がぺちゃんこになりやすい方でも、ふんわりキープできるカットを行っています。これはなんとかなんとか...(説明いっぱい)というテクニックがある美容師にしかできない技術です。それが当店オリジナルのフラッシュフラグメントフラワーカットです」と説明してみよう。
美容院の時間がかかりすぎるところが嫌な人かもしれない。
それなら、「時短カット! 他店の1/3の時間で美しくなれます!」という見出しをつけてみたらどうか。
花びらのような、柔らかい雰囲気にしたい人はどんな人だろう。面長でちょっと怖そうに見えてしまう人だろうか。
「面長さんに似合う柔らかふんわりヘアスタイル」なら、「面長 ヘアスタイル」で検索した人にも見てもらえるのではないか。
お客様の側に立って発信すること
サービスや商品に自信を持っている人ほど、自分発の情報にこだわりすぎ、お客様からどう見えているのかを見失いがちです。常にお客様の側に立った発信が、ネット集客のカギになります。
私のネット集客コンサルティングサービスも、「愛されメソッド」と名前は付けていますが、それで検索されようとは思っていません。Wordpressで悩んでいたり、お店ブログが書けなくて困っていたり、ネット集客がうまく行かないと感じている方に届くことが大切だと考えています。