今回もご覧いただきありがとうございます、愛され店クリエイター ナゴミワークス代表のアラキナゴミです。
前回は、板前さんに学ぶ情報発信とは、という内容でしたね。蘊蓄を語ることの大切さをお伝えしました。
「情報発信が大切なのはわかったけど、文章が書けないのよーう」と口をとがらせていらっしゃるあなた! 見えてますよ!! というのは嘘ですが、やはり文章が書けない、とためらわれる方が多いですよね。
まず、みなさんは、リアルな商品やサービスを持っていらっしゃいます。それはものすごく大きな強みです。インターネットでは、使ったこともない製品について適当に調べて書いてしまうような「文章だけ番長」のような人がたくさんいます。その中で、ご自分の体験がちゃんとある、というのはそれだけで全然違います。文章に血肉が通ってきます。たとえつたなくても、あなたの体験をあなたらしく語ることが大切なのです。
実際、私がご相談を受けている方の中にも、「3行以上書いたのは、高校の卒業文集以来です...」と半べそで下書きを見せてこられた方がいらっしゃっいました。どれほどひどいんだろう(大変失礼ですね)、とドキドキしながらノートを拝見すると、ものすごく読みごたえがあって、その方がお仕事にかける思いが直球で伝わってきました。確かに文章はつたないところがありましたが、そんなことは気になりませんでした。ほんの少し、意味が通りにくいところだけ指摘させていただきましたが、あとはそのままサイト(ホームページ)の文章に使っていただいています。
そういえば、アメリカ大統領選挙では、トランプ氏が当選しましたね。トランプ氏の演説は、全5人の候補中、最も語彙・文法のレベルが低く、小学校4~6年生並み。クリントン氏は中学生くらいでした。大統領選挙でさえ、小学生レベルの言葉でかまわないのです(ただし、トランプ氏は聴衆の状況に合わせて、巧みにアドリブでレベルを調整していたそうです。これはビジネス経験者ならではの、お客様目線なのかもしれません)。
つたなくてもかまわないから、ご自分らしく積極的に文章を書いていただきたいと思います。特に、自己紹介やお仕事へのこだわりは、下書きで3000字、推敲して2000字以上は書いていただきたいと思っています。
3000字なんて、原稿用紙15枚! 書けません!! とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうね。でも、日本人が1分間に読める文字数の平均は400~600文字と言われています。ということは、3000字でも5分程度。自分のこだわりを5分間語れない人に、何かしてもらいたいと思いますか?
書けない、とあきらめる前に、とにかく書いてみましょう。毎日何か書くたびに、スピードは上がっていきます。もちろん、書きやすくするためのサポートツールをご用意していますので、困ったらご相談くださいね。
※ご自分の読書速度は、こちらのサイトで測れます。私は常々読むのが早いと思っていましたが、なんと1分間に1600文字以上読んでいました。そりゃあ文庫本をあっという間に読み切っちゃうわけですね...。
読書速度測定
http://www.zynas.co.jp/genius/sokudoku/sokutei.html