愛され情報発信術 売り上げアップの秘密わざ

売り上げが上がらないのは、名前のせいかもしれません

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つらい集客から楽しい集客へ。情報発信であなたのお店を愛され店に! 愛され店クリエイター ナゴミワークス代表、アラキナゴミです。
あなたらしいブログ発信で、相思相愛のお客様が自然に集まるサイト(ホームページ)作りをご案内しています。

今回は、2016年に発表されたスマートフォン利用状況調査から、事業主さんたちが思っている以上にお客様の動き方が変化しているのでは、そしてもしかしたらお店の名前が良くないかも、というお話です。

ネットショッピングをする時に最も使うデバイスは「スマートフォン」

MMD研究所と株式会社コロプラが行った「2016年ネットショッピングに関する調査」の結果によれば、ネットショッピングをする時に最も使うデバイスは「スマートフォン」が65.8%で最多となり、前年と比較すると5.5ポイント増だったそうです。
出典:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1577.html

また、ECのミカタ株式会社が「ECのミカタリサーチ」で2016年11月に行った調査では、商品の検索や購入をする時間は「就寝前」がトップ。商品の検索は「5分~1時間」に6割が集中しています。
出典:https://www.ecnomikata.com/ecnews/12230/

これらの調査結果から、
「仕事から帰宅後、寝る前の少しゆったりした時間に、スマホでネットショッピングをするのです」
「なので、サイト(ホームページ)はスマートフォン表示対応しましょう」

というような、簡単な話をするとお思いか? 否!!!
もう一つ別の調査結果を重ね合わせてみると、そんな誰でも言えるような甘ーい話じゃなくなるのです!!
ECサイト(ネットでモノを売っているページ)以外の方も、「そういえば...」とぞっとするような真実がここにある...のです...。怖いよー!!!

スマホで購入に至るのは紙一重

テレビ通販大手のQVCジャパンが2015年に行った「通販利用実態調査」。これがカギを握っています。
この調査の中に、「どこで商品チェックするのか」という項目があります。自宅で、という方が多いのですが、働いている人の多数が、「通勤中」「職場」と答えています。そして、商品チェック時間は「20~22時」が約5割、昼は「12~14時」がピークとなっています。
出典:https://netshop.impress.co.jp/node/1864

これらの調査結果から、リアルなネットショッピングの動向は、こんな感じではないか、と想像できます。

30代独身女性のA子さん。通勤には片道45分かかります。

通勤電車内での時間つぶしの友はもちろんスマホ。
SNSやニュースをチェックしたり、音楽を聴いたり、ゲームをしたりします。
今朝はInstagramで友達が新しく買った可愛いワンピースの画像を上げていました。
○○○というブランドのものだそうです。早速そのブランド名で検索。ショップが出てきました。
ふーん、おしゃれだし手ごろな価格。買っちゃおうかなあ。
あ、もう会社の最寄駅です。とりあえずスマホはバッグに入れて、仕事仕事。

昼休み、スマホチェック。友達のツイート面白ーい。
そういえば朝見ていたあのショップ...もう時間切れ。

午後も目いっぱい働いて、電車に揺られて帰宅です。
晩ごはん何にしようかな。レシピサイトをチェックしながら帰ります。
帰宅後はささっと自炊して、お風呂に入って、あー疲れたー。
ちょっとだけ甘いものでも食べながら、スマホチェックしとこう。
あ、朝見てたワンピースのお店のページ、開きっぱなしだった。
今日もがんばったし、これ、買っちゃおう!

ね、リアルに想像できますよね。
でもこれ、商品やサービスを提供する側から見ると、ものすごい幸運が重なって、紙一重で購入につながったケースなんです。

幸運その1:ショップの名前で検索できた

友達のインスタからブランド名を、って実はここ、ものすごくハードルが高いって想像できましたか?
実は、Instagramの画面からは、投稿やタグをコピー&ペーストできないのです。スマホの画面は、基本的には長押しすると文字がコピーできて、希望するところにペーストできるようになっていますが、Instagramはそういう仕様になっていません。ということは、このA子さんは、ちゃんと正確にブランド名を記憶して、スマホのブラウザの入力箇所に、間違わずにインプットできた、ということです。

さあここからめちゃくちゃ怖い話になりますよー、覚悟してくださいねー!

お店やサービスの名前が、覚えにくいものだったら、どうなっていたと思いますか?
たとえば、その可愛いワンピースのお店が、「ル・ブラン・フォンティーヌ・ラ・ボワイエ・ドゥ・メゾン・ラ・フェーム」(←適当に考えました。実在しません)とかだったら?

可能性1:友達の投稿そのものが間違っている。
「ル・ブラン・フォンティーヌ・ラ・ボワイエ・ドゥ・メゾン・ラ・フェーム」のワンピ買ったの~、って正確に書けると思いますか? スマホのちっちゃい文字入力で?

可能性2:間違って検索入力してしまう。
「ル・ブラン?」「...フォンティーヌ・ド?」ってやっているうちに、間違えますよね。あーもーいいわ! 買わんわ!! ってなりませんか?

事業のオーナーさんは、ものすごく一生懸命考えて、情熱を詰め込んでショップやサービスの名前をつけますよね。それはもちろんとても大切なこと。
でも、その詰め込みすぎが、覚えられない名前につながっていませんか?
しゃれたカタカナの名称、凝りすぎて全然読めないロゴ。それらはお客様を遠ざけてしまいます。
もしこれから事業を立ち上げようと考えている方は、大切なお店やサービスのお名前を付けるときに、「検索しやすいか」を冷静に考えてみてください。

もし、ものすごくわかりにくい名前を、既につけてしまっていたら...
すでに販促物なども用意されているでしょうし、商標登録なども関わってくる場合があるので、これはとても難しい対策になりますが、覚えやすいニックネームのようなものをサイトから浸透させていったり、別のキーワードで上位表示されるようにコンテンツを工夫したり、対策がないわけではありません。その場合は一緒に考えさせてください。

それからもう一つ、独自ドメインをとろうと思っているなら、お店の名前に近いドメインが取れるかどうかもチェックしてから決めることをお勧めします。
お名前.com
などのドメイン取得サービスで、希望の独自ドメインが使えるかどうかチェックできます。

幸運その2:似たような名前がそれほどなかった

では、ものすごく覚えやすい名前だったらどうなるか。
例えば、マッサージやエステのお店で、「癒しのサロン△△」ってつけているところ、多くありますよね。実際に「癒しのサロン」で検索してみると、検索結果約911,000件。ずらりと「癒しのサロンなんとか」が並びます。ずーっと見てると目が疲れて全然癒されない! そのジャンルであまりにも頻出するキーワードを使っていると、結局こういうことになってしまい、正確な店名をうろ覚えなお客様は、間違って別の店に行ってしまったりします。

そしてさらに恐ろしいことが...きゃー!!!

間違って入った別のお店のサービスが良くなかったとき、あなたのお店のサービスが悪いと勘違いされたままになってしまう!!

食べログやRetty、TripAdvisor等の口コミサイトでも、時々「店名を間違えて書き込みました」といった口コミ? があったりします。近隣に似た店があったりすると、間違えますよね。修正できればいいけれど、そのままになってしまうことも少なくないでしょう。お客様の誤解も溶けないですよね。

お店やサービスの名前は、情熱とわかりやすさのいい塩梅を考えて!

私自身が自分の店やサービスの命名を何度も経験しているので、熱がこもりすぎちゃってテンコ盛りな名前になってしまう気持ちはとてもよくわかります。でも、お客様がたどり着けない名前になってしまったら、その情熱も伝えようがありませんよね。程よい着地点を考えていきましょう。

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