ハピネスライフスタイル

インド映画『きっと、うまくいく』に学ぶ不安の克服

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あけましておめでとうございます...って、もう1月末なのですが、お正月明けから体調を崩してしまい、ようやく少しずつ仕事に取り掛かれる程度に回復しました。
年始のご挨拶もせず、不義理を働いてしまったことをお詫び申し上げます。

私はとある自己免疫疾患を持っており、免疫抑制剤を使っています。そのため、ちょっとした風邪でも、対抗する免疫を薬でわざわざ弱めている状態なので、すぐに高熱が出たり気管支炎や肺炎になってしまいます。さらに、抗生物質や解熱剤など、風邪のお薬を使うと持病が悪化する、という悪循環で、このたびの不調では「もしかしたら久しぶりに入院するかも...」と思うほど悪化してしまいました。

3週間近く寝たり起きたり、という状態で、やはり気持ちも落ち込みます。家族に心配や迷惑をかけていること、思うように仕事に取り組めないこと、どうしても気分が沈んで、なかなか立ち直れないものがありました。

そんな中、大好きなインド映画『きっと、うまくいく』を観て、気持ちの切り替えにつながりました。
この映画はインド歴代興行記録を塗り替え、公開年のインドアカデミー賞を史上最多の16部門獲得したという名作です。
主演のアーミル・カーンはインド3大俳優の一人とも言われる名優で、この映画では若く可愛らしい大学生役を演じていますが、当時44歳! 毎回役作りのために肉体改造を徹底して行うストイックさに加え、社会的弱者のために活動する誠実な人柄で人気です。

日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。

ギャグ(お下劣もいっぱい)満載、インド映画ならではの歌と踊りが楽しめるドタバタコメディなのですが、将来を悲観した若者の自殺率の高さ、経済格差、周囲からの期待へのストレス、といった、インドの若者を取り巻く社会問題が底を流れていて、胸を打ちます。中盤は涙が止まりません。

今の自分に寄り添ってくれたシーンは、神頼みばかりしていたラジューが「恐怖や不安は自分の心が作り上げたものなんだ」と気づく場面でした。私も、持病のことで悲観的になったり、思い通りにならない体の無力さを感じて落ち込んだりしてしまいますが、そういう気持ちは自分の心が生み出したものなんですよね。重く沈んだ気持ちになるなら、前を向いて、自分に「きっと、うまくいく」と言い聞かせたほうが絶対いいですよね。

2時間50分と長い映画ですが、ゲラゲラ笑って、わんわん泣いて、観終わるとしばらく爽やかな幸福感に包まれます。
すっきりしたいとき、前向きになりたいときに、おすすめです。

アーミル・カーンが次に主演を務めたのは、一転してハードなアクション映画『チェイス!』です。
こちらは、インド映画史上最大規模の製作費をかけたとのことで、めちゃめちゃかっこいいバイクアクションにしびれます。ダンスも音楽もクールだし、ヒロインが魅力的で、家族みなさんで楽しめると思います。でも、最後が悲劇的で...私は号泣でした。

今年一年の病気はこれでおしまい! になるといいなー、と思っています。初詣のおみくじも大吉だったんですよ!

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